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文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2011年1月10日]

<元旦・餅つきサービス/大島あさひ荘= お湯が自慢の宿・食堂>
 小雪の早朝、「餅つき隊+ サポーター」10数人が集う、まだ薄暗い。田舎観光・年越し客もてなしのイベント。セイロが蒸し上がり宿泊客も集い始めやおらスタート。まず「年寄」がきね先を濡らし捏ねてなじませ「若衆」が搗き始める。「返し手」の呼応宜しく「客人」も交代で搗いて一丁上がり。臼のママ千切った餅は お汁の大鍋から椀に盛り、客人の朝食に添えられました。
 新春初企画は経営陣のアイデア。「あさひ荘」は第三セクターの温泉宿。地域住民もサポートを惜しんでおりません。
(写真は、玄関前に社長も顔出し。準備は良いかナ? ノープロブレム)

 

<当方・見聞録 11/ゐのしし 七頭・ ドカン!/温暖化のせい?>
 歳の暮れ、猪が居るとの通らせを受けた「狩人二人」が鉄砲を持ち身支度をして現場へ急行。オゝ居た居た、橋の下。ドカン!・・1頭打ったら別の奴が向かって来た、また ドカン!親子連れらしい。雪が腰丈もある谷の底、助っ人とレッカー車が駈け付け次々と引上げる。
 鳥獣被害は当地も深刻です。その夜は1頭をさばき杯を交わした由。新年の稲作被害減への貢献度は? と話題になった事でしょう。因みに猪は腹を舟底に手足を櫂の様にして溝を残し、雪谷を下ったそうです。

<兎や狸/夜毎の来訪者>
 朝、二階の窓から庭を見下ろすと新雪の上に足跡です。辿るとタヌキが山から下りて来て ウサギが向こうからこっちへ、急転回して車庫裏へ。餌が雪に埋もれた冬は、原住民たちの暮らしも大変でしょう。

 

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