前 次 最新 一覧
文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2011年1月1日]

<謹賀新年110101>
 皆様お健やかに新春をお迎えの事と存知あげます。
2年前の「チェンジ」の潮流と一年前の「政権交代」が抱かせた政治への渇仰が泡の如くに萎みつつあり、加えて「リーク(情報漏洩)」の衝撃的世界が流布され、その是と非が社会の関心事となっております。また、予想された地球の気象異変は現実となり、局地的な極端現象が身辺に襲って来る不安は、憂うべくも杞憂ではなくなりました。その一方で、将来の明るい展望も垣間見られます。
 明暗綯い交ぜにして、時代は確実に「変化」の角を曲がりつつあると感じられます。かかる世にあっても尚、歴史の指向性と経綸者の意思への信頼を堅く致しております。 皆様方の新年のご多幸を御祈り申し上げます。

<縁起者= 蜘蛛/ワカバグモ/カニグモ科>
 巣を張らないクモです。前肢がカニを想わせます。洗面所の鏡に張り付いて一昼夜動かずに獲物を待ち続けていました。生物史ではクモは 4億年前からの先輩。「日本書紀」にも載る我々の暮らしの仲間です。特に朝グモは縁起が良いとされます。我家は益虫扱いで屋内はスプレ- 殺虫材を使いません。小さな虫はクモさんにお任せ、部屋の天井の片隅は彼らの領域です。
 外の軒下には色んなクモが巣を張り、夏はコガネグモ 秋はジョロウグモ(上£w蛛)が 大きな巣で蚊や蛾などを捉えて呉れます。彼らは紳士で人に害を与えません。
(写真は、ワカバグモ= 糸は出します/左は比較用の 1円玉)

 

前 次 最新 一覧