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文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2010年11月1日]

<葛の複葉異常/先祖返り?/温暖化のせい?>
 当地では「カイゴズル=昔家畜飼料」 他県では「ウマノボタモチ」とも云い、和名は クズ(マメ科)。3枚の小葉を付け元来1枚の葉が進化して 3裂した(3出複葉)と考えられています。所が1枚葉のクズに出合いました。側小葉2枚がなく頂小葉だけ。若しや先祖返り? 進化の原点(= 単葉)の突然発現?
 葛は大和の国・国栖(くず)産の「くず粉」で有名。根は漢方薬としての効用も多く、若葉は山菜、夏花は甘い香を放ち、秋は七草の一つでもあります。大地を這い荒地保護の役割に有効ですが、繁殖力旺盛が故に「世界の侵略的外来種」にされています。頂小葉は陽光を追う様に傾きを変え、猛暑には葉を巻き白い裏を出し、水分蒸散を抑え日光を反射させる知恵者植物です。
(写真は、異常な葉、隣は普通の葉。黄シートの一辺= 50cm )

 

<まよいごころ/自分の墓のこと 1>
 「婚家の墓」に入りたくない女性は、年代に関わらず多い感じです(NHKtv、net検索)。近年の急増でなく、素直な気持ちを表わせる場が増えたのでしょう。「亭主と別墓」自分は「実家の墓」もなくはなく、「夫婦墓」は子達も同じ考えになれば「夫婦一代墓」になります。子・孫に負担を掛けたくないと永代供養料一括払いの「合葬墓」も増えています。最近は「樹木葬」や「散骨」の知名度も上がっており、また故人を身近に感じていたいと、遺骨の一部を ミニ骨壷の「置物」や「装身具」に装う方法もあ
るそうです。

 

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