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文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2010年10月15日]

<棚田で見つける 「命のつながり」 / 田麦イベント>
 10/3 晴天の午後、長野県境山並の稜線が一望で見渡せる高台広場に20人ほどが参集しました。イベントテーマは「食事と農作物とのつながり」を見直そう「食物より大地の命を戴いている実感」を呼び戻そうです。
 地元 2人の講師に棚田の稲作の労苦、天水田の米の味の良さ、食の安全への配慮、多様な生き物との共存・・ を学び、少ない時間内で手鎌での稲の刈り方・束ね方も教わりました。
 またゲーム感覚で自然を直接体験し面白さや命の大切さ、環境への理解も深めました。虫食いのない野菜は当たり前?曲がったり不揃いな野菜はおいしくないの? に思いを馳せるゲームもあり。最後に「庄屋の家」の囲炉裏端で「地産」の新米オニギリ、蒸かしたて味付けなし皮付きジャガイモなど、食の原点を皆さんと味わいました。
 このイベントは「ネイチャーゲーム =自然体験活動」の手法で、日本財団の助成を受けて行いました。
(写真は、命のつながり/田麦イベント)

 

<まよいごころ/自分の葬式のこと 1>
 最近の「葬式情報ブーム」に流される訳でなく、自分にも必ず来る生の終焉のことに漠然と思いを巡らすことがあります。心が迷っているのです。
 我々は「核家族」急増の時代に、大家族、三世代家族、「地縁」からも離脱した人生を歩みました。社会や価値観の激変期に都会の一隅で初めて所帯を持った時、育った家や地域の文化慣習からの断絶= アイデンテイテイの喪失を強く感じました。

 

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