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文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2010年4月15日]

<雪国の春/梅は咲いたが・・>
 桜はまだ、春は一進一退です。道路と家周りこそ地面が出ていますが、田畑・山野・山脈の表面の大半は白銀です。でも、ホオジロ、カワラヒワ、ウグイス、メジロ・・が囀り、ツバメも戻りました。裏の池では鯉たちも静かに顔を覗かせ、ブナも早い個体は若葉の鞘を脱ぎ始めています。

<当方・見聞録 2/イタヘビ/老人会での話題>
 「子どもの頃よく居り大きさは普通、叩くと板の様に平べったくなった」
という蛇の当地名。「ヤマカガシ」 は低温では体を平たくし首を広げて防御・威嚇姿勢を取ることが多く、メスは100cm前後で太くコブラ並もおり、ツチノコと間違われ易いという。イタヘビはこれかも。(英語の Snake-Board(蛇板)は連結したスケートボードで蛇ではありません。)

<なんじゃこれ? 3/キゴシジガバチ(黄腰似我蜂)の巣?>
 何でしょう? 物置のカーテンで発見。ミカドトックリバチ(田通091001)= ドロバチ科の同種と思い調べたら最も似た形はこれ= アナバチ科。成虫= 20-28mm、腰(腹柄)が針金の様に細く長く黄色。人を射すこと少なく花蜜を吸う花粉媒介の益虫。巣には卵と麻酔したクモを封印。
 今は外来種アメリカジガバチ(腹柄=黒、米軍物資から侵入したらしい)に追われ、絶滅が危惧されているそうです。
(写真は、キゴシジガバチの巣かナ?)

 

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