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文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2009年1月10日]

<賀新年090101>
 時代が一挙に暗転し、日本の先行きは之で良いのかと世相を観じて不安に駆られています。一方で周りの自然の営みを見ていると、夫々が強かに多様な生き方をしています。にも拘らず生態系としては統べられている事も驚きです。この「多様性」こそが地球生命進化の原理でなかろうかと、今年も自然案内で子達に語りかけていこうと思います。
皆様方の新年のご多幸を御祈りいたします。

<ブナの芽色ずく?>
 暮れ近くの事。何時ものウオーキング途中、何となくブナが色ずいている事に気ずきました。ブナは春先に花と葉が入った芽鱗が膨らみ鞘が赤らむのですが、小春日和を春と勘違いしたのでしょうか。御地は如何ですか?

<方向音痴/オーストラリア旅記 2>
 昔、新潟から関西へ移住しました。新潟では日本「海」は北側、関西では瀬戸内「海」は南側です。何れも「海」が近い所だったので、かなりの間「南北感の方向音痴」になりました。同じことがオーストラリアでも起きました。日本では「太陽」は南、豪州では北で輝きます。Parth、Sydneyで街の地図を片手に歩いた時、地図面の北と日差しの方向がマッチせず弱い頭がなお一層混乱しました。

<限界集落>
 田麦がそれです。65歳以上の人口が50%以上の集落をいうそうです。
今はまだ活気があっても、10−15年後を想定せねばなりません。また「都市部の限界集落」問題も出てきています。列島の過密過疎(成長期のツケ)の人口再配置は、国策としても着実に前進して行くことでしょう。
(写真は、庭のセカンドハウス・ブナ林の雪花)

 

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