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文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2010年11月20日]

<カマキリの教え/この冬は小雪?>
 早く来て!庭から家内の声。かけつけると、裏口のサッシ戸わきでカマキリが卵(卵嚢)を生み始めたところ。地面からの高さ≒40cm、頭を下に逆さになって産んでいる。泡立った卵嚢は空気に触れると硬くなる。
 卵の位置が低いと本当に小雪か? 産み付けられた卵の高さの半数は 60cm以下というデーターがあり、「雪に埋もれると厳しい寒さから守られ鳥の捕食から逃れる効果もある」「カマキリの卵は耐雪性を獲得している」 との事 (耐性の昆虫学= 安藤喜一弘前大名誉教授)。小雪は俗説の様です。
(写真は、命の継承: 数時間危険にあらわに身を曝らしての大仕事)

 

<まよいごころ/自分の墓のこと 2>
 淳和天皇、親鸞、内外著名人でも墓をもたぬ人は少なくないそうです。今日一般的な御墓葬式の歴史は長くはないそうで、最近はその多様化の話をよく聞きます。時代と共に世の流動化・都市化・高齢化と並行している感じがします。
 私は生地の「代々墓」に入らず、自分達の墓を持つ事になりましょう。「どんな墓?」 色んな情報に触れると迷いがあります。その前に墓は何なのか? 肉体を離れた霊の住処なのか?風の如くに舞い「♪私はそこにいません〜」が真理なのか? 多分それは 「思いのこもり」 「祈りの象徴」であり、そこに意味があると思っています。

 

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