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文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2009年4月1日]

<年中行事/3月>
 春の「木工教室・公民館分館主催」はファンも多いのです。今年は「オリジナル時計作り」。参加者は定員をかなり超えた模様。孫や子と共作の人、子どもたち、館役員、家庭の主婦、集落の重鎮、私を含め高齢者、面倒見る人、顔ぶれは多彩。工房は熱気と賑わいのお祭の雰囲気です。最後に講師講評「皆さんの自由で卓抜のデザインに驚きました」で、怪我なく閉校しました。毎年立案準備実行する関係者のご苦労あって、毎年「春は名のみの一日」を楽しませて貰っています。

<カラス vs. タヌキ>
 3/17 晴れ。15:55−16:05。自室窓外裏山の暫時の出来事。カラスが異様に騒ぎたて、3−4羽が転々と木々の下枝から下枝へ飛交う。鳴き声はハシボソガラス・離れてハシブトブトガラス。見ると仔タヌキ(頭>尻≒30cm除尾)が鼻を下に林縁を無頓着にユックリ歩いている。地面枯葉と同系色の図体の歩みを双眼鏡で追う。やがて仔タヌキはそこらの穴にもぐったのか、カラスは四散し静けさが戻った。
 村道県道国道でタヌキの轢死体に群がるカラスは当地ではお馴染みの光景。でもカラスは「生体狩り」もするのだろうか? ボソ・ブトが協働するのだろうか? 稀有な自然生態場面を見逃した感じです。

<ブナ芽吹く>
 例年より1ケ月以上早いのです。寒地適応の植生ゆえに最近の温暖化で芽吹きが早まり、秋遅くまで活動の時期が長期化すれば、当地のブナ林が体力を消耗して衰退せぬかと気になります。

(写真は、近くのミズバショウ(3/20頃 仏炎苞を開きました)

 

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