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文/植木 務(大島村田麦地区在住)

[2001年12月24日]

<田麦・雪事情>
 12月にしてはよく降る、と土地の人々は云っています。
数日前で積雪110cm。初雪が11/27、20cm。それ以来多い日は一晩で30cm降る事もあります。しかし車で10分も下れば、村内でも場所によってはこの半分。30分も走った町では、田麦の雪は嘘みたい。
 関西の冬の、あの強い陽差しが「異国」のように想い出されます。

<冬に備えて(1)>
 屋根を葺き替えました。
 いつまでも雪下ろしは出来ないだろうと思っていました。歳ですから。離れのガレージの事です。
 まず二階建ての屋根に上がるのが恐く、加えて上は滑るので危険なのです。当地では取るに足りない広さですが、屋根からの雪降ろしと下の片付けでほぼ一日仕事、結構難儀です。
 そこで雪が滑り易い加工の施された、トタン屋根に葺き替えました。雪が降り続いても、「自然落下」という算段です。
 更に屋根の形を左右均衡の「ハの字型」から「ヘの字型」にしました。「ヘ」の字の右の長辺は自宅敷地内、左の短辺が村道側、落ちても村道への「落雪公害」の軽減も勘案しています。

<冬に備えて(2)>
 玄関屋根を広げました。
 母屋の屋根からの落雪が背丈以上になると玄関ドア脇に雪崩込み、また吹雪も舞い込むので、朝一番に外に出るとき、往生していました。
そこでこの秋、玄関屋根に手を加え更に脇には「雪板」をはめ込みました。
 これで今冬は早朝の除雪作業も少しは楽になりそうです。

<田麦の白ウサギ>
 ここで見たのは初めてです。
山の斜面の雪の上の「足跡」は車から見かけた事は珍しくありません。が現物を見たのは初めてです。大雪の続いた15日の夕方、通勤の送迎バスでの帰り道、道路の左側に雪の塊がコロコロと転げているナという感じでした。それにしても何か変なので、薄明かりの中よく見ると「白ウサギ」!
 車のライトに驚いて駆け出したのでしょう。

<ホワイト クリスマス>
 24日は朝からの晴天。雲間からの青空も濃く澄んで陽差しが雪に映え、目に眩しいです。明るく穏やかで静かな、「ホワイト クリスマス」です。
 久し振りにエレクトーンに向かい「讃美歌」の数々を弾きました。

   イエスよ、心に宿りて   われを宮となしたまえ、
   けがれにそみしこの身を 雪よりしろくしたまえ、
     わがつみをあらいて
     雪よりしろくしたまえ
         讃美歌521/詩篇第51篇より
    (参考 田麦通信010118 「ホワイター ザン スノー」)

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